こんにちは。
足立区北千住にあるセミパーソナルスタジオSALUS〈サルース〉の光次です。
「２４時間ジムを絶対にやらない理由」というお話をひとつ。
今回SALUSを開業するにあたり、少なくない人数の方から
「２４時間営業の無人ジムにしないの？」
というお声をいただきました。
確かに、最近では大型クラブと言われる大手のフィットネスクラブは減少し、
２４時間ジムが増えているという現状を鑑みれば
そのようなお声を多くいただくのも無理はありません。
また、そのような方々は全て良かれと思っておっしゃっています。
せっかく開業するのであれば、失敗してほしくないという思いから
様々なアドバイスくださったのだと思います。
ある意味で、私たちが行なっていることは「時代に逆行している」のです。
ただ、私としては「２４時間ジムこそ”最もやりたくない”ビジネスモデルの一つ」なのです。
なぜなら、そこにあるのは「施設ビジネス」だから。
どのような意味かを補足すると、
２４時間ジムというのは、ジムという施設に対して対価が支払われている商売です。
私たちが提供したいと思っている価値は、
メンバーさんがより良いカラダや人生を手に入れていただくことです。
そして、そのために必要なのは、
医科学的に正しい原理原則に基づいた指導ができるトレーナー、
通うことを習慣化できる仕組み、
続けることができる料金、
この3つです。
これが２４時間ジムでは提供できないのです。
２４時間ジムではトレーナーの指導を受けることはできません。
そこにいるのは、お掃除とちょっとしたマシン指導ができるスタッフのみ。
場合によっては、トレーナーがいる場合もありますが、
多くの場合、学生アルバイトの趣味の延長のようなトレーナーです。
なぜそのようなことが言えるかといえば、
２４時間ジムはコストを極限まで削ぎ落とすことによって低価格を実現しています。
フィットネスクラブにとって最もコストになるものといえば「人件費」。
だから、「人」にお金を割くことはビジネスモデル上できないんです。
また、無人の２４時間ジムは、会員であれば、誰がいつ行っても誰も何も言いません。
下手な話、来なくても何も言われません。
むしろ極論を言えば、
お金を払って来ない人が最もありがたいお客さまな訳です。
そんな施設に通う人が運動習慣を見にるけることなんてできるはずがないんです。
もちろん、相当なトレーニング好きや自律心の高い方であれば話は別です。
でも、私たちを含める多くの方は、そんな人ではないはず。
だから、続けられる仕組みをちゃんと施設側が作っていることが大切なんです。
そんな思いから、私たちは「２４時間ジム」を作ろうとは全く思いません。
これは、２４時間ジムを否定しているわけではなく、
提供している価値が全く違うということです。
もちろん、安く、いつでも、気軽に運動をしたい、という方は２４時間ジムはおすすめです。
その上で、ちゃんとトレーナーからの指導を受けたい、ジムに通うことを習慣化させたい、
という方はお待ちしております。
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