No.234 メタボ項目が3つ当てはまると、脳梗塞リスクは36倍になる

こんにちは。
北千住のセミパーソナルスタジオSALUSの光次です。

前回は、脳血管疾患の危険性について、後遺症を例にお話ししました。今回はその続きとして、脳血管疾患、いわゆる脳梗塞になりやすい人の特徴について、改めて見ていきたいと思います。

メタボ健診で引っかかる人は要注意

結論からお伝えすると、いわゆるメタボ健診で引っかかるような人が、脳血管疾患(脳梗塞など)になりやすいということが分かっています。

メタボ健診でチェックされる項目は、次の4つです。

  • 肥満
  • 高血糖(糖尿病)
  • 脂質異常
  • 高血圧

この4つのうち、3つ以上当てはまる人は、まったく当てはまらない人に比べて、脳血管疾患になるリスクが36倍に上がることが分かっています。36倍というのは、かなり大きな数字です。

これは今になって言われ始めたことではありません。厚生労働省が出している国民の健康指針「健康日本21」でも、実は20年以上前からすでに示されていることです。「動く・しっかり食べる・しっかり寝る」という基本的なことの大切さを、国も長年伝え続けているわけですね。

男性の方がリスクが高い理由

もう一つ分かっているのが、女性に比べて男性の方がリスクが高いということです。

これには、女性ホルモンであるエストロゲンが関わっています。エストロゲンの作用があるかどうかによって、リスクの大きさが変わってくるとされています。

つまり裏を返せば、閉経後の女性は、エストロゲンの作用が弱まることで、男性と同じようにリスクが上がっていきます。そのため、閉経後の女性も、しっかりと予防に取り組んでいくことが重要になります。

なぜメタボの人は脳血管疾患になりやすいのか

メタボ項目に3つ以上当てはまる人がなりやすい理由は、シンプルに言うと「動脈硬化」が起きやすいからです。動脈硬化が進むことで、脳梗塞や脳出血が発症しやすくなります。

動脈硬化とは、動脈血管が硬く、もろくなってしまう状態のことです。そこに血液の圧力がかかることで、血管が破裂してしまうことがあります。

また、本来血管に柔軟性があれば、血栓(血のかたまり)が流れてきたとしても、血管がふわっとしなってその血栓をうまく通過させることができます。しかし血管が硬くなっていると、この「しなり」が起きず、血栓がその場に留まってどんどん詰まっていき、血液が届かなくなった先の細胞が死んでしまう、ということが起きるのです。

柔らかい血管を保つために

だからこそ大切なのは、できるだけ柔らかい血管を維持することです。そのためには、血管を硬くさせないよう、

  • 血糖をコントロールする
  • 血質(コレステロールなど)をコントロールする
  • 血圧をコントロールする

といったことが欠かせません。これが、脳を守り、後遺症から身を守るための大切なポイントになります。

今日のまとめ

  • メタボ項目(肥満・高血糖・脂質異常・高血圧)のうち3つ以上当てはまると、脳血管疾患のリスクが36倍に上がる
  • 「動く・しっかり食べる・しっかり寝る」という基本は、国の指針でも20年以上前から示されている
  • 女性ホルモン(エストロゲン)の影響で男性の方がリスクが高いが、閉経後の女性は男性と同程度にリスクが上がる
  • 動脈硬化によって血管が硬くもろくなることが、脳梗塞・脳出血の発症メカニズム
  • 血糖・血質・血圧をコントロールし、血管の柔軟性を保つことが予防の鍵

具体的に何をすればいいのかについては、話が長くなってしまうので、今後の記事でまた詳しくお伝えしていきたいと思います。ご質問があれば、ぜひコメント欄に書いてください。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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