こんにちは。
足立区北千住にあるセミパーソナルスタジオSALUS〈サルース〉の光次です。
「腰痛は本当に椎間板ヘルニアが原因か？」と言うお話をひとつ。
以前、こんな新聞の記事がありました。（リソースがなくなってしまったのが残念）
内容はこんな感じのもの。
「もし痛みを持った患者が痛みがあるにも関わらず、画像所見が見当たらない場合はもっと高精度な画像診断をしましょう」
「もし薬を処方して効果が実感できない人がいた場合には、その薬に対する説明を丁寧にし、納得してもらいましょう」
「そして、なぜ薬が効くのかということを納得してもらうかというと、心理的に働きかけることができて、それによって薬の効果を働きかけることができる」
というものです。
そして、最も驚くべきことは、
こういったことを唱えているのがお医者さんだということです。
皆さんはこんなデータをご存知でしょうか？
椎間板という背骨のクッションについての大規模な調査報告なのですが、
”腰痛などの痛みのない人”に対してレントゲンで背骨を撮影した場合、
３５歳では４０％程度、
７０歳では１００％の割合で、
椎間板に変性が見られることがわかっています。
つまり、画像での所見と実際の痛みの有無というのは必ずしも一致しないということが医科学的にわかっているのです。
しかも、「薬の効果が実感できない場合には、心理的に働きかける」
ということなのですが、
これって果たして科学なんでしょうか？
エビデンスベースの医学と言えるのでしょうか？
もちろん内科的なものなどに関して、もちろんこの限りではありませんが、
整形外科的な痛み、違和感などについては
構造的な不良よりも、
むしろ機能的な不良の方が影響されることがわかっています。
ですので、病院に行っても解決されずに薬や湿布を処方されて困っている方は
ぜひ一度ご相談いただければと思います。
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