【No.45】「好むものより為になるもの」という話

こんにちは。

足立区北千住にあるセミパーソナルスタジオSALUS〈サルース〉の光次です。

「好むものより為になるもの」と言うお話をひとつ。

松下電産(現パナソニック)の創業者である松下幸之助さんが残した言葉に

「無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ」

というものがあります。

この言葉を知った時、とても胸に刺さりました。

いや〜、「本当にそうだな」と。

そして、この言葉を思い出してから改めて、

いわゆる一般的なフィットネスクラブや最近話題の格安ジムを思い出してみました。

するとそこにあるのは「客の好むもの」ばかりが並べられていることがわかります。

大浴場、サウナ、マッサージチェア、セルフネイル、セルフエステ…

どれもお客さまが喜びそうなものばかりです。

ですが、果たしてそこに経営者や従業員の想いや哲学が反映されているのか?

単に「あったら喜ぶ人がいるから」という理由だけではないか?

と考えてしまうのは私だけでしょうか。

もちろん、「お客さまが喜ぶものを提供するのがビジネスである」

という考えは理解できます。

しかし、実際は「お客さまの喜ぶものを…」と言いながら、

結局は「売れるから」という懐事情が見え隠れします。

そこに通っている人たちは、本当にそれが望むものなのか、

さらには、本当にそれを提供したくておこなっているのか。

おそらく、フィットネスクラブとして事業を運営しているのであれば、

本来はお客さまの健康に寄り添うことを志していたはずです。

では果たして、

それらのサービスは、本当の意味で提供できているのか。

私たちは、それをど正面から突き進める会社でありたいと心から思っています。

そして、それでも会社が永続できることを証明したいと思う次第です。

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