こんにちは。
北千住のセミパーソナルスタジオSALUSの光次です。
今日は、「【特別編】なぜ、筋膜リリースが慢性痛に効くのか?」
という内容をお届けします。
- そもそも筋膜リリースってなに?
- どんな効果が期待できるの?
- マッサージや鍼との違いは?
- なぜ、痛み止めよりも筋膜リリースが良いの?
そんな疑問にお答えしていきます!
では、まず最初の疑問からいきましょう。
そもそも、筋膜リリースって何?
皆さんはこれまでに、『筋膜リリース』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「筋膜」というのは、『皮膚』や『筋肉』といったものと同じ、臓器の名称のこと、「リリース」というのは、『解放する』という意味のこと。
つまり、筋膜と言われる「体の中にある膜を解放する」ことを筋膜リリースと呼びます。
とても簡単に説明すると、私たちの体は筋膜という一枚の膜に覆われていることがわかっています。
イメージとして下の図の通り、全身タイツを着用しているような状態です。

例えばこの方の筋膜の一部が何かしらの原因で縮こまってしまうと下のような状態に体が変化してしまいます。

すると、均等を保っていた筋膜の繊維に偏りが生じ、それによって体の『別の部分』に過剰な負担が生じるようになるのです。
例えば、慢性的な腰痛の場合は、その原因が『お尻の筋膜の歪み』によって起こる場合がある、と言ったことです。
もしその場合は、腰に対してアプローチをかけるのではなく、お尻に対して施術を行うことで腰痛が改善されるでしょう。
どんな効果が期待できるの?
では、具体的に筋膜リリースにはどんな効果が期待できるでしょうか?
- 慢性腰痛
- 肩こり、首痛、偏頭痛
- 四十肩、五十肩
- 変形性膝関節症
- 変形性股関節症
- 椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
筋膜の歪みによる、可動域の制限や日常動作による負担、姿勢の歪みを改善することで、痛み、しびれ、自律神経の乱れなどによる体の不調の改善が期待できます。
マッサージとの違いは?
では、このような筋膜リリースと、一般的なマッサージとはどのような違いがあるでしょう?
一番の違いは、「結果」と「原因」のどちらにアプローチするか?の違いです。
腰痛を例にした場合、『一般的なマッサージ』は痛みが出ている腰そのものに対して施術を行います。
皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか?腰痛や肩こりでマッサージに駆け込んだ時、『腰痛』という項目に丸を付けると「今日は腰を中心に揉んでいきますね〜」と言って、局所を重点的に揉んでいきます。
でも、腰痛はあくまでも「結果」であって、原因ではありません。
これは、その場しのぎのアプローチであることは、皆さんも気づいているのではないでしょうか?
大切なのは、結果に対してアプローチをすることではなく、原因に対して行うことです。
これは、マッサージだけでなく、痛み止めや電気治療なども同じことが言えるでしょう。
対して、筋膜リリースは、腰痛を作り出している『原因』となる筋膜に着目します。
それは、お尻やお腹、肩甲骨周りかもしれません。そのような場所を調べて施術を行うことで、腰の負担を軽減し、結果的に腰痛を改善していくことができます。
なぜ、痛み止めよりも筋膜リリースが良いの?
腰痛や膝痛などの「痛み」はとても不快な感情であり体験です。
そのため、痛み止めなどを利用して一時的に和らげることはとても有効な手段です。
ただし、あくまでも、痛み止めは「痛みを感じなくさせる」ものであり、「痛みを改善する」ものではありません。
腰痛というのは、腰からのメッセージです。
腰そのものが悪さをしているわけではなく、腰以外の怠け者が歪みを作り出し、その負担が腰にのしかかった結果として起こる、腰の「悲鳴」です。
それなのに腰に対して「黙ってろ!」というのは、あまりにもかわいそうではないでしょうか?
世の中間管理職が、働かない上司と部下の仕事がたまりに溜まって悲鳴を上げている構造と全く一緒なのです。
そんな状態で、「お前がもっと頑張れ!」と私は言えません。
大切なのは、原因となる部位の役割をもう一度再起動させて、腰の仕事量を本来の量まで下げてあげることです。
筋膜リリースというのは、そのようなアプローチだと思っていただくと良いでしょう。
まとめ
【まとめ】
筋膜リリースとは、単に「硬いところをほぐす施術」ではありません。
体全体のつながりを見ながら、「なぜそこに負担が集中しているのか?」という原因に着目し、本来あるべき体のバランスを取り戻していくためのアプローチです。
慢性的な痛みというのは、多くの場合、突然そこだけが悪くなるわけではありません。
長年の姿勢や動き方のクセ、使いすぎ、使わなさすぎ、ストレス、疲労などが積み重なり、少しずつ体のバランスが崩れた結果として現れてきます。
だからこそ、「痛い場所だけ」に目を向けるのではなく、全身をひとつのつながりとして見ることが大切なのです。
そしてもう一つ大切なのは、施術だけに頼るのではなく、その後に「正しく動かすこと」。
筋膜リリースで整えた体を、運動や日常動作によって正しく使えるようになることで、初めて根本的な改善へとつながっていきます。
もし、
「どこに行ってもその場だけで終わってしまう」
「マッサージを受けてもすぐ戻ってしまう」
「痛み止めを飲み続けることに不安がある」
そんなお悩みをお持ちでしたら、一度“原因”という視点から、ご自身の体を見直してみるのも良いかもしれませんね。


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