こんにちは。
足立区北千住にあるセミパーソナルスタジオSALUS〈サルース〉の光次です。
前回は、「tocotowa(とことわ)」という言葉に触れました。
「tocotowa=普遍の価値」、
では、私たちが提供しているフィットネスにおける普遍的な価値ってなんだろうと考えると、
例えば「三位一体」という事が言えるかもしれません。
よく、巷では特定の考えを「右より」や「左より」といった言い方をしたりします。
もしくは「Yes」と「No」。
こういった思考は、すべて二者択一的な考え方。
でも、これってすごくバランスが悪いんです。
安定しないんです。
物理の世界でもそうなんですが、
ものが安定する時って、三つの点の中に重心がある時なんですよ。
例えば人間は二足歩行ですが、
2点で立ってる時よりも杖をついて3点になった時の方が安定するじゃないですか。
だから、二者択一的に考えるような健康法はやっぱり危ない。
具体的には「ランニングをしていれば健康」「納豆を食べていれば痩せる」「糖質は摂らない」
こういった考えはすべて危ないですね。
それに対して三位一体の考えにはどんなものがあるかというと
例えば「運動・栄養・休養」。
カラダをより良くする上では、必ず運動と栄養と休養のどれもが大事であるということ。
これが一つも疎かにすることなく、自分なりに良くあろうとする事が大切です。
他にも「上肢、体幹、下肢」という考え方もできるでしょう。
昨今は「体幹ブーム」があったり、
昔から特に男性は「上半身」ばかりを鍛えたりする方もいらっしゃいますが、
腰痛や肩こり、姿勢改善という観点から考えれば、
どこかを局所的に鍛えるのではなく、
これら三つを適切に鍛える事が大切なのは言うまでもないでしょう。
もしくは、最近よくコロナ禍以降に話題に上がる「免疫」。
これだって「免疫」単体では活動できず、
「免疫・ホルモン・自律神経」の3つがシステムとしてお互いに作用し合うことによって
体は守られているんです。
こんなふうに常に3つの観点からカラダというものを捉えようとする時、
本質的な考えが見えてくる事がわかります。
GPSもそうじゃないですか。
正しく場所をとらえるのに最も最適なのは3点なんです。
そんなことを日々考えています。
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