No.226 座りすぎは「第2の喫煙」。今日からできる小さな対策

こんにちは。
北千住のセミパーソナルスタジオSALUSの光次です。

こうして原稿を書いている今も、私は椅子に座っています。

改めて1日の時間の使い方を振り返ってみると、睡眠時間がだいたい6〜8時間、

そして仕事でも同じくらい座って過ごしています。それだけですでに1日の半分以上です。

さらに、通勤電車の中、食事をしているとき、家でリラックスしているとき、地方であれば車での移動時間も加わってきます。こうして考えると、1日のほとんどの時間を「座って」過ごしていることに気づかされます。

東京のように電車通勤が中心の地域では、駅までの移動などである程度歩く機会がありますが、地方になるほど車移動が中心になり、歩く機会そのものが減っていく傾向があります。

実際、OECD加盟国など世界20か国を対象にした調査では、

1日の座位時間の平均を比較したところ、日本はなんと「世界で最も座っている国」という結果が出ています。

日本の平均は1日およそ7時間(420分)。

もっとも座位時間が短かったのはポルトガルで、1日およそ2時間半(150分)。

中央値付近にあたるアメリカやカナダ、スペイン、スウェーデンなどでもおよそ5時間(300分)程度とされており、

それと比べても日本は2時間ほど長く座っていることになります。

世界的に見ても、日本人の座りすぎは際立っているというわけです。

では、座りすぎることで具体的にどんなリスクがあるのでしょうか。

まず挙げられるのが、肥満や循環器系(血管や心臓)へのリスクです。

日本人の死因の多くを占める「がん」「脳血管疾患(脳卒中)」「心臓血管疾患(心臓病)」といった、

いわゆる三大疾病にも、座りすぎが大きく関わっていることが分かっています。

近年では「座りすぎは第2の喫煙」とまで言われるようになっています。

喫煙が体に悪いということはすでに広く知られていますが、

それと同じくらい座りすぎも体への影響が大きいというわけです。

座りすぎのリスクは、こうした内臓系の疾患だけにとどまりません。

座っている間、下半身はずっと休んだ状態になるため、

足まわりやお尻まわりの筋肉が少しずつ衰えていきます。

その結果、

歩行が難しくなったり、

安定した椅子にずっと腰かけていることでバランス感覚そのものが低下したりします。

バランス感覚が落ちると、ちょっとした動作でつまずきやすくなり、

それが骨折や寝たきりにつながる、という負の連鎖が起こりかねません。

こうして、結果的に健康寿命そのものを縮めてしまう可能性があるのです。

だからこそ、日々のルーティンの中で「いかに座りすぎを避けるか」を意識することがとても大切です。

特別なことをする必要はなく、小さな工夫の積み重ねで十分です。

  • スマートウォッチ(Apple Watchなど)の「スタンドアップ」通知を活用し、座りっぱなしの時間が続いたら一度立ち上がる
  • 30分〜長くても1時間に1回は席を立ち、少し歩いたり休憩を取ったりする
  • 通勤時、エスカレーターではなく階段を使う
  • 電車の中でも、あえて座らずに立つ

どれも小さなことですが、

積み重ねていくことが座りすぎによるリスクを避ける第一歩になります。ぜひご自身の生活の中に取り入れてみてください。

ご質問などがあれば、ぜひコメント欄でお寄せください。今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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